・3棟同時再生
・建設時期の違うRC造2棟をS造でつなぐ
・S造の倉庫を託児所に用途変更
愛知県半田市の病院の敷地内にある、3棟の建物の同時リファイニング計画である。その中の2棟は「合体」させて1棟とした。このような試みは、今日まで色々な場所で提案したが実現はこの建物が最初であった。
寄宿舎棟は、築36年のRC造、地上2階建の寄宿舎男子棟と築32年のRC造、地上2階建の寄宿舎女子棟の耐震補強を耐震基準に基づき行い、その2棟の共用ホールとして鉄骨造の増築を行った。
倉庫棟は、築28年の鉄骨造、地上2階建の寝具倉庫を耐震基準に基づいて耐震補強を行い、1階部分を病院職員用の託児室に用途変更する計画とした。寄宿舎棟と託児棟と共に同色の金属板で覆う事でデザインを統一し、建物の連続性をもたせた。病院内で一番古い建物が一番新しい建物となった。病院内には16棟の建物がある。そのうちの3棟をリファイニングしたが、すでに更新時期を迎えた他の建物もあり、旧耐震基準の建物から、順次リファイニングしていく必要がある。常に居ながら工事となる為、騒音の問題、避難の問題を解決しながらの計画となる。これからは病院全体の一体的なリファイニング総合計画が必要ではないかと考える。
いまある建物に手を加えながら、少しずつ成長していくという病院建築のこれからのあり方を今回の計画によって示すことが出来た。