リファイニング建築

佐藤ビル

リファイニング建築

既存建物竣工年
1969年
リファイニング竣工年
2015年12月
延床面積
1018.80㎡
用途
集合住宅
構造規模
鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 地上5階
所在地
宮城県仙台市青葉区花京院2-1-35
既存建物資料の有無
確認済証:あり 検査済証:あり 既存図面:あり 既存構造計算書:あり

東日本大震災で被災したビルを再生

仙台の佐藤ビルは、クライアントの建築家であるお父さんが設計した建物で、それを子供さんが受け継ぎ管理していたが、東日本大震災に被災し、仙台市から半壊の認定を受けた賃貸共同住宅である。建物の調査を行った上で適切な耐震改修計画を行い、再生設計を進めていくことができれば、被災した建物の再利用が促進されることを期待した。半壊の認定を受けた建物の再生事例は仙台市においては初の試みであった。周辺の半壊した建物は、今や駐車場となっており、半分は諦めかけていた時に、私の著者である「リファイニング建築へ」と出会い、手紙をいただいたことから計画がスタートした。国土交通省から住宅・建築物省CO2先導モデル事業に選定された本計画は、仙台市から許可申請を受け、工事完了時には、検査済証を取得した。また、本計画では建物の老朽化対策だけではなく、住民間の多様なコミュニケーションを図る場としてエントランスに共用ラウンジを設け、総合的な建物の価値向上をおこなった。建て替えが一般化している被災地の建築再生モデルとなることで、同時に、日本全体の建築ストック活用の再生モデルとなることを期待した。この計画で、住宅金融支援機構の災害復興支援融資を受けた。

独立行政法人住宅金融支援機構理事長賞(2016)

既存外観

新規外観

既存外観

新規外観

既存内観

新規内観

既存内観

新規内観

新規内観

既存内観

工事中のようす

新規内観