このたび、首都大学東京におきまして、私のゼミの学生5名と健康都市活動支援機構常任理事の梶本久夫氏により、モンゴル・ウランバートル市の交通、廃棄物、下水道の問題、またモデル都市の設計に関し調査および分析・提案を実施いたしました。この本は、その成果をまとめたものです。
現在、ウランバートルは経済発展のまっただ中にあり、ここ数年の間で都市の規模は大きく拡大しています。人口も飛躍的に増加し、今後も増え続けることが予測されています。しかし、その経済発展とは裏腹に、自動車渋滞、地下水汚染、大気汚染等の様々な問題が顕在化し始めていることも、今回の調査を通じて確認できた事実です。
そのような多くの問題の中には、過去に日本を含める先進国が経験してきたものも少なくありません。そこで現在のモンゴルと過去の日本の状況を重ね合わせ、日本がこれまで大きな労力を費やし解決を図ってきた歴史や経験、さらに最新の技術を活用することで解決策を提示できないだろうかと考えました。
この本がモンゴルの環境問題の解決の柱となり、両国の友好に役立てることを祈念します。
最後になりましたが、刊行にあたりご指導をいただいた皆様方に厚くお礼申し上げます。
青木茂著『リファイニングシティ×モンゴル』
2013年9月17日 初版発行
定価 1,800円+税
サイズ :220*220
ページ数:111ページ
発行所 :株式会社 総合資格
〒163-0557 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル22階
Tel. 03-3340-6714(出版局)Fax. 03-3340-2809
※全国の書店にて11月11日(月)より発売開始!!