12月7日(月)に福岡県大野城市にて「光第2ビルリファイニング工事」(設計・監理:
青木茂建築工房)の解体見学会を開催いたしました。
本計画は築40年を経過した、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、地上5階建て、延床面積約
1784㎡の賃貸共同住宅の再生計画です。主な計画内容はEVとエントランスホールの増
築及び間取りの更新とそれに伴う設備、外装の更新です。
はじめに駐車場にお集まりいただき、弊社代表取締役の青木茂よりご挨拶いたしました。
続いて、担当の東(青木茂建築工房)より計画の概要をご説明いたしました。
続いて、担当者による説明を行いながら、1階から5階を順次ご見学いただきました。
既存の内装、解体途中の状態、解体後に耐震補強や躯体補修を行った状態を同時にご覧いただ
きました。
既存の建物に増築されるエントランスホールおよびエレベーター設置箇所です。
解体中の住戸内部の様子です。
同上
見学後、5階にて再度お集りいただき、皆さまからのご質問にお答えいたしました。
安全と円滑な見学会の進行にご協力いただき、誠にありがとうございました。トラブルなく、
盛況のうちに無事に見学会を終えることができました。完成時にも見学会を開催する予定です
ので、ご参加いただけますと幸いです。
最後になりましたが、開催にあたりご理解とご協力をいただきました、建築主の井上さま、施
工会社の北洋建設さま、関係者の皆さまに感謝いたします。
以下、計画概要
光第2ビルは昭和50年に竣工した築40年の共同住宅です。主な計画内容はEVとエント
ランスホールの増築及び間取りの更新とそれに伴う設備、外装の更新です。竣工当時は日影
規制の施行前であったため、増築を行うにあたり現行法遡及が必要となりました。そこで既
存の状態での日影線を超えないように屋上高架水槽等を解体し、建築審査会の許可を得て増
築に関する確認申請を行いました。耐震性能はリファイニング後の構造耐震指標Is値が既
存のIs値を下回らない事を確認しました。また第三者調査機関に委託し躯体の耐用年数推
定調査を実施し、リファイニング後の建物の物理的な残存寿命を推定します。これによって
法定耐用年数によらず物理的な残存寿命を基に融資返済期間を設定し、新築同等の長期の融
資を受ける事が可能となりました。
以下、物件概要
所在地 福岡県大野城市中央1丁目7ー2
用 途 共同住宅
事業主 光ビル
設計者 青木茂建築工房(意匠)
構造FACTORY(構造)
施工者 北洋建設
工 期 2015年10月ー2016年3月
構 造 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
階 数 地上5階建
面 積 延床1784.53m2
以上