3月25日(木)に東京都大田区蒲田にて「HYUGGE KANDAHEIM 新築工事」(設計・監理:青木茂建築工房)の完成見学会を開催いたしました。
はじめに、参加者の皆様にカフェスペースにお集まりいただき、施主さまよりご挨拶いたしました。
続いて、青木、担当の甲斐(青木茂建築工房)より計画の概要をご説明し、最後に、施工会社である日本建設の宮崎さまより施工上の配慮等についてご説明いたしました。
5階のオーナー住戸を見学頂いている様子です。
コンクリート製天板のキッチンカウンター等、御施主さまのこだわりの家具・内装となっています。
1階賃貸住戸の内観です。インテリアラーチを内装の壁に採用し、入居者が釘やビスを打ちDIYが可能な仕様となっています。またコンクリート壁のセパ穴を残し、長ナット等の取付によりボルトを留めることが可能です。(写真:上田宏建築写真事務所)
フリーメンテナンスな素材として床の木調磁器質タイル、ステンレス製のキッチンを採用しています。(写真:上田宏建築写真事務所)
2〜4階の北東向き住戸の内観です。三角の形状をしたテーブル家具は内装監理をされた御施主様のデザインとなっています。(写真:上田宏建築写真事務所)
2〜4階の南東向き住戸の内観です。水周り以外は大きいワンルームの間取りとなっています。(写真:上田宏建築写真事務所)
最後に再度カフェスペースにお集り頂き、質疑応答を行いました。
今回の完成見学会に約70名の方にご来場いただきました。
安全と円滑な見学会の進行にご協力いただき、誠にありがとうございました。
開催にあたりご理解とご協力をいただきました、建築主の岡様、施工会社の日本建設さま、
関係者の皆さまに感謝いたします。
入居者が住まい方を選び、空間をDIY によってカスタマイズできるおおらかで新しい賃貸住宅で ある。
共用空間であるフリースペースではDIYを支援するための設備を整え、入居者のコミュニケーションを促す計画としている。
計画段階において、リーシングの条件から床面積の確保が要求されたが、日影規制により北側では3層のボリュームしか建たない厳しい敷地条件であった。
一般的な四角形の平面形状ではなく、四角形の角の落とした多角形の平面形状を採用することで、日影による周辺への影響を最小限に抑えた5層のボリュームの確保を可能とするとともに、北西・北東の隅に敷地内外の環境を向上させるヴォイドを生み出している。
このヴォイドによって生まれたエントランス広場に面して、5階に暮らすオーナーが運営するカフェを配置しており、オーナーを含めた住人と近隣住民のコニュニティが豊かに育まれることを期待している。