7月7日(金)に東京都渋谷区にて「北海道旧初台公宅リファイニング工事」解体現場見学会を開催致しました。
7月7日(金)に東京都渋谷区にて「北海道旧初台公宅リファイニング工事」(設計・監理:青木繁建築工房)の解体現場見学会を開催致しました。
本物件は、ミサワホームとの提携による第1弾の物件です。
本計画は築50年を経過した、鉄筋コンクリート造、地上4階建て、延床面積約1,017㎡の宿舎の再生計画です。主な計画内容は、屋内廊下設計とエレベーターの新設、エントランスホールと集合玄関機の新設及び間取りの更新とそれに伴う設備、外装の更新です。
はじめに弊社代表取締役の青木茂よりご挨拶致しました。続いて、ミサワホーム開発事業部長の佐藤徹氏よりご挨拶がございました。
続いて、担当の山田泰幹氏(ミサワホーム)より計画の概要をご説明致しました。
現場は、劣化状況、解体状況、補強状況の説明パネルを用意し、躯体の状況や補強プロセスをご覧いただきました。スタッフ(青木茂建築工房・ミサワホーム)を配置し、ご説明や質疑対応を致しました。
見学後、再度お集まり頂き、皆様からのご質問にお答え致しました。
安全と円滑な見学会の進行にご協力頂き、誠にありがとうございました。
トラブルなく、大盛況のうちに無事に見学会を終える事が出来ました。完成時にも見学会を開催する予定ですので、ご参加頂けますと幸いです。
最後になりましたが、開催にあたりご理解とご協力を頂きました、建築主のミサワホーム様、施工会社の東急建設様、関係者の皆様にお礼申し上げます。
以下、建築概要
北海道は、東京都渋谷区に保有する築50年超の職員住宅が建つ土地の有効活用を図る目的で2016年2月に「旧初台公宅用地有効活用事業」の公募を行いました。ストック活用・環境負荷低減の観点からリファイニング建築により再生し、ミサワホームの保有物件として活用するという提案を行い、2016年5月に事業者選定を受け、9月に基本協定を締結しました。既存建物は宿舎として使用されており、全住戸は南面向き、初台駅からほど近く好立地でしたが、間取り・設備の陳腐化や防犯性の低さが問題として挙げられました。また、現行の耐震基準に合致しておらず、耐震改修の必要性がありました。耐久性においては、コンクリートの耐用年数推定調査に基づき必要な改修を行うことで、物理的な耐用年数を概ね50年に延長することを目標としました。
以下、物件概要
所在地 東京都渋谷区初台2-9-10
用 途 共同住宅
事業主 ミサワホーム
設計者 青木茂建築工房(意匠)
木下洋介構造設計室(構造)
ZO設計室(設備)
施工者 東急建設
工 期 2017年4月 - 2017年10月予定
構 造 鉄筋コンクリート造
階 数 地上4階建て
面 積 延床1017.24㎡
以上