リファイニング建築

旧海軍防備衛所跡地資料館

リファイニング建築

既存建物竣工年
1889
リファイニング竣工年
1988
延床面積
用途
文化
構造規模
地上3階
所在地
大分県南海部郡鶴見町
既存建物資料の有無
確認済証:あり 検査済証:あり 既存図面:あり 既存構造計算書:あり

観光資源としてギャラリーへリファイニングした築90年の海軍防衛御所の改修

リファイン建築の第1作目であり、明治21年(1889)に海軍望楼として置かれ昭和10年(1935)に増改築されて海軍防衛御所となった建物を、鶴見町の観光資源としてギャラリーにリファインしたもの。 鉄筋コンクリートの強度試験及び中性化試験を行ったところ、保存状態がかなり良いことが分かった。既存建物は岬の地形を生かして地下に軍事施設が築かれており、小さな砲台のような構築物の下に地下への入り口があった。そこで、濃い緑色の迷彩で塗られ独特なパワーを漂わせる砲台の力強さを残し、ガラスの箱を差し込むようにして新しいエントランスを設けた。

外観

内観

内観

遠景